帰化申請
  許可申請を支援するサイト
 在日韓国人  日本国籍
 
 Step0. 本当に帰化する?
 Step1. 要件の確認
 Step2. 法務局への相談
 Step3. 書類の収集・翻訳
 Step4. 書類を書く
 Step5. 提出・補正
 Step6. 受付(受理)
 Step7. 面談
 Step8. 許可
 Step9. 名義変更手続き

 素行要件  

帰化申請をするための3つめの条件は、素行要件です。
この素行要件が最も引っかかりやすく、大事な条件です。

一口に「素行が善良であること」と言われても、抽象的過ぎて困りますよね?
帰化申請では、日本の法律を守って生活しているか?というところが重要な要素になります。

ただ、どのあたりがボーダーなのか特にきっちり決まったきまりというものはなく、違法行為の程度・内容・刑量・時期などから
総合的に判断する事になりますので、プロの行政書士や法務局の担当官でも相当の熟練でなければ正確な判断ができるものではありません。
もし判断を迷われた場合は当事務所の無料相談をご利用されることをお勧めします。

また、素行要件は在留資格が特別永住者かどうかによって審査の厳しさが若干変わってきます。

【前科・犯罪歴】
前科や犯罪歴は、許可が下りるかどうかを判断する大きな基準となりますが、
ある程度の年数が経過していれば問題ない場合が多いです。
当事務所では、ご本人さんに犯罪歴がある方や親族に犯罪歴がある方も今までかなりの件数をサポートし、全て許可にしてきた実績がありますので、一度お気軽にご相談下さい。

【破産歴】
破産に到った経緯にもよりますが、悪質な場合を除き、特別永住者ですと
免責決定を受けてから2年程度経過していれば受け付けてくれることが多いです。

【重加算税】
脱税などで重加算税を課せられることがありますが、きちんと修正申告した上で納税を済ませておられて、
ある程度の期間(2〜3年程度)が経過すれば受け付けてくれることが多いです。

【運転経歴】
素行要件で一番引っかかりやすいのがこの運転経歴です。
違反の頻度や時期、行政処分の回数などにより総合的に判断されます。
軽微な交通違反(青キップ)なのか、刑事罰(赤キップ)なのかによっても変わってきます。
交通違反の回数や内容に関しては、特別永住者に関しては
皆さんが思われているより実際は緩いですので不安のある方は一度お気軽にご相談下さい。

【交通事故】
物損事故ですと、大抵のケースは保険会社が入ってすぐに収束するのでほとんど問題にはならないのですが、人身事故を起こして相手に後遺障害などが出て示談が長引くと帰化申請が出来ないこともあります。
最近交通事故を起こしたという方は、出来るだけ早めに民事上の示談を終了させるようにしましょう。

【納税状況】
過去1〜2年の所得税・住民税が滞納状態になっていれば、申請をする前に完納しておきましょう。
会社員の方で給与から天引きになっているような方はまず問題ないと思いますが、
給与から引き落とされていないような方や個人で確定申告などをしている場合には注意が必要です。
また、会社経営者や、会社を経営している親族の方の収入で暮らしておられる方は、その会社の過去2〜3年の法人税・法人県民税・法人市民税・法人事業税などが完納になっているかどうか確認しておきましょう。
納税に関しては、
同居されている方全員についてチェックが必要ですので、同居者の中に一人でも非協力的な人や当事者意識の薄い人がいらっしゃると帰化申請が進んで行かない可能性があり、最悪の場合は家を出て独り暮らししなければ帰化申請できないという状況の方もいらっしゃいます。
但し、所得金額の関係で税金が非課税になっている人はもちろん納税する必要はありません。

【年金支払状況】
昔は年金の支払い状況が審査の対象になることはほとんどなかったのですが、平成24年7月の外国人登録制度改正に伴って、年金の支払い状況も原則として審査対象となりました。
もちろん収入などの関係で
免除の手続きをされている方は問題ありません
年金免除申請には「全額免除」「4分の3免除」「2分の1免除」「4分の1免除」などがあり、審査に通ると年金を免除してもらえます。
減額された分は納付しなくても良い上に、払っていない分の何割かは払ったことにして計算してくれるので大変お勧めです。
また、年金が未納状態でも帰化申請できる場合もありますので、詳しくは無料相談をご利用下さい。
尚、申請者本人や同居者に法人の役員(取締役等)がいらっしゃる場合には、
その会社が厚生年金に加入しているかどうかも必ずチェックが必要です。

【生活保護】
生活保護受給者の方でも帰化申請ができるケースはあります。
基準としては、自力で稼いだ収入>生活保護受給額 がベースになると覚えておいて下さい。

【家族の素行について】
ご両親やご兄弟に犯罪者がいらっしゃるような場合でも、
基本的に帰化申請は本人さんの素行が問題となりますので、影響は少ない場合がほとんどです。
ちなみに当所で過去に、父と兄が暴力団員で兄が殺人罪で服役中という方の帰化申請を代行させて頂いたことがありますが、無事に許可を受けました。

【法人経営者の素行要件】
会社を経営されている方(具体的には、その会社の取締役又は監査役に登記されている人)が申請される時、又は同居者などその会社からの収入で生活している方が申請される時には、以下の条件もチェックしてみて下さい。
@ 経営している全ての会社が
社会保険加入事業所かどうか?
A 法人税、法人住民税、法人事業税、消費税などの税金をきちんと納めているか?
B 直近決算は赤字か黒字か?今期はどうなりそうか?
C 重加算税などを課されたことはないか?
D 許認可が必要な事業をしている場合に、適切な許認可を持っているか?

【個人事業主の素行要件】
個人事業をされている方が申請される時、又は同居者などその事業からの収入で生活している方が申請される時には、以下の条件もチェックしてみて下さい。
@ 常勤の従業員が5人以上いるなどの理由で
社会保険の加入義務があるにもかかわらず、その義務を怠っていないか?
A 所得税、個人事業税、消費税などの税金をきちんと納めているか?
B 直近決算の金額で同居者全員が生活して行けるだけの収入があるか?今期はどうなりそうか?
C 節税目的で所得をかなり低く(例:100万円以内)設定した確定申告内容になっていないか?
D 重加算税などを課されたことはないか?
E 許認可が必要な事業をしている場合に、適切な許認可を持っているか?

【その他の素行の問題】
それ以外で素行要件の問題になりやすいのは、
・ 誰かと揉めている
・ 訴えられて裁判沙汰になったことがある
・ 借金を放置している
・ 不貞行為で問題になったり、略奪婚をした
但し、これらの要素も
年数が経てば問題にならないケースが多いです。


どうでしょうか?
あてはまりそうだったり、心配な項目は無かったですか?
少しでも不安要素がありそうでしたら、お気軽に当事務所の無料相談をご利用下さい。

もっと詳しくお知りになりたい方は、7つどころじゃなかった!帰化申請の条件の全てをお読み下さい。


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